笹の川   Vol.20

記念すべき第20回目は福島県郡山市にある笹の川酒造株式会社【笹の川】です!


磐梯山を越えて「磐梯おろし」と呼ばれる猛烈な寒風が吹きつける福島県郡山市にて、

明和2年(1765年)創業、250年以上続く老舗の蔵元です。

~風の酒蔵~

長き歴史の中でこの蔵は、いくつもの時代の風雪に堪え、大いなる自然が与えた試練、激動する世の中など、不断の努力と知恵で乗り越えてきました。磐梯山から猪苗代湖を渡って郡山盆地にとどく頃、その乾燥した寒風が、笹の川の酒造りに欠かせないものになります。厳しい冬が鍛えた酒の様に、一段と逞しくなるために。

「笹の川」の由来は、古来酒々(ささ)と呼ばれた日本酒。どんなに強い風にも負けないしなやかな笹のような蔵元であり続ける。




『笹の川 純米吟醸』

アルコール:15度 日本酒度:±0度 酸度:1.3 アミノ酸度:1.3 精米歩合:60% 使用米:美山錦・こしひかり

地元産米を全量使用した純米吟醸酒。穏やかな香りと丸みのある豊かで口中に膨らむ米のうまみを感じる奥行きのある味わいが特徴。 上質で程よい吟醸香とスッキリとした後味が心地良い。冷酒からぬる燗まで◎



『笹の川 純米酒』


アルコール:14.3度 日本酒度:+2度 酸度:1.4 アミノ酸度:1.4 精米歩合:60% 使用米:美山錦

精米歩合60%の美山錦を原料米に、丹念に醸した純米酒です。 ふくよかな香りと深い味わいの中にもなめらかでやわらかな飲み口が特徴でお料理との相性もよく冷酒からぬる燗までお愉しみいただけます。



~不易流行~

いつまでも変化しない、本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが、不易の本質であること。

酒造りにも重なる考え方で、豊かな生活が多様な価値観をもたらしても酒本来の姿は変わらない。

それは辛口や甘口の好み、コクやキレなどの感覚を超えるもの。洋酒一辺倒だった時代、焼酎ブームにも左右されません。伝統を守りつつも、その場に立ち止まることなく、時代にふさわしい日本酒のあり方を見つめ、前進する。奇をてらうのではなく、毎日の生活の中で愛される日本酒とは何か、酵母や酒米を考え、選び抜き、時代に流されない価値に磨きをかける。現代の人々の好みに合わせ、先人の知恵、古きよき習わしを尊んで。燗酒をゆっくりと口にする父親の背中、集う人の笑顔に満ちた祝い酒など、けっして忘れることのできない大事な日常がそこにあるのだと思うのです。