長陽福娘  Vol.13

第13回目は山口県萩市にある岩崎酒造株式会社【長陽福娘】です!

明治34年(1901年)に初代・岩崎小左衛門によって創業された。創業の地は現在の蔵から北東へ少し離れた場所でしたが、間もなく現在の山口県萩市東田町にある蔵を引き継ぐ形で移りました。創業当時、蔵元である岩崎家に女の子が次々と誕生したことから、その娘(こ)らが福々しいよい娘に育ってほしい、との願いを込めて福娘と名付けられました。長陽の冠は萩地域の昔の呼び名であり、9月9日のお目出たい重陽の節句にも因んでいます。

長陽福娘の元となるのは山田錦を中心とする地元萩産の酒米と蔵の敷地内に湧き出る地下水。地元萩地域の6つの酒蔵と酒米生産者が共同で組織した「萩酒米みがき協同組合」に参加し酒米の生産や精米に関わることで原料となるお米の特性をより深く理解できました。

酒造りの合言葉は「和醸良酒」。妥協を許さず厳しさの必要な酒造りの現場でも和気あいあいとした意思疎通を欠かさず、常に向上心を持った酒造りを心がけています。







『長陽福娘 山田錦純米吟醸 GI萩』

萩産の山田錦を50%まで精米したものを原料に仕込んだ純米大吟醸規格の商品です。フルーツを思わせる華やかな吟醸香にやや甘味を感じる滑らかでふくらみのある味わいのお酒です。



『長陽福娘 山田錦辛口純米酒』

酒米の王様「山田錦」を贅沢に使った辛口の純米酒。スッキリとした辛口でありながら適度な甘味や柔らかさを併せ持った長陽福娘ならではの味わい。



【地理的表示(GI)とは?】

酒類や農産品において、ある特定の産地ならではの特性(品質、社会的評価)が確立されている場合に、当該産地内で生産され、生産基準を満たした商品だけが、その産地名(地域ブランド)を独占的に名乗る制度 ※GI…Geographical Indication


【GI萩の特性】

1億年前のマグマの胎動で生まれた花崗岩質の大地が良質で柔らかな水をつくり、阿武火山群の溶岩台地が生んだ土壌と地形、対馬暖流の影響と中山間地ならではの気候が、稲作適地となり、酒米を育み、長州藩都・萩の城下町が酒の一大消費地として上質な酒造りの基盤をなした。それが、人々の知恵と技により受け継がれ、今も「萩の酒」は広く親しまれている。



日本海に面し古くから漁業の栄えた萩らしく、醸すお酒は甘鯛や瀬付き鯵・のどぐろなどといった魚介類との相性が良く、またそれらを原料とした蒲鉾などの特産品ともよく合う酒質となっています。 長陽福娘は、お飲みになるお客様の様々な場面に合わせて自らを主張するのではなく、「傍らにそっと寄り添う」そんなお酒を目指しています。そしてお客様の安らぎや癒しのお手伝いをするとともに、食事をはじめとする様々なシーンでより充実した満足感を演出し、新しい文化の創造に貢献していきます。